試合中に緊張してしまっていいプレーができない?

こんにちは。ヒノデバスケスクールのコーチ・山田です。
小中学生からもらう質問の一つにこういうものがあります。

試合になると緊張してしまっていいプレーができなくなってしまう。どうしたらいいですか?

人によっていろんな原因が考えられますが、まず大前提として気を付けないといけないことがあります。
それは、
「緊張すること」と「いいプレーができないこと」は、すべてイコールで繋がるとは限らないということです。

どういうことかと言うと、
「緊張するのは試合直前だけで、試合中は緊張せずに良いプレーができる」や、
「試合中は緊張が気にならない」
という状態がある、ということも言えるからです。
そして緊張する選手のほとんどは、このような心理状態を目指すべきではないかと考えています。

「緊張すること」=「いいプレーができないこと」と考えてしまうと、
「緊張しないためには?」とか緊張を撲滅する方向性で物事を進めてしまう危険性があります。
それはとても過酷で長い長い道のりだと思います。ほとんどの場合、難しいのではないかと思います。

では、なぜ「緊張」が「いいプレーができない」に繋がってしまうのか。
その原因について触れていきたいと思います。

★役割の認識が弱い/無いから

自分がコート上で何をすればいいのかわかっていなかったりする場合がこれに当てはまります。
初心者によくある状態かと思いますが、経験者でもここが課題の子もかなり多いと思います。

この場合は、”今自分にできることを精いっぱいやればいい”と思うことが大事です。
基本的には練習してきたことしかできませんし、あれもこれもできないことだってあります。はじめたてなら尚更です。
「練習してきたこと以外はできない」と割り切って、練習でやった通りのプレーをすることを心がけましょう。
そして、次回の練習からは試合でできなかったこと(練習からやらないといけないこと)にフォーカスを当てて練習をすること。
このように一段一段ステップアップしていくことで、この類の緊張からのパフォーマンスの乱れは無くなってくると思います。

★自信が無い

初心者でなくても緊張する人はいます。
それは、自信が無い場合や自信が持てない場合です。
「自信」とは、「自分を信じること」なので、要は自分を信じられないから緊張するんです。
自分を信じられない人は大抵、「やり残したことがある人」なのではないかと考えています。

やるだけのことはやってきましたか?
もうやり残したことはありませんか?
このコート上の誰よりも努力してきたと言い切れますか?
きっと、この質問には「、、、いいえ」となるのではないでしょうか。

試合前日には「今、試合になっても大丈夫。やることはやってきた」と言えるように日々練習することが大切です。

★責任感を勘違いしている

もし、
「失敗するのを恐れてしまうから緊張してしまうんです」
「周りに迷惑をかけてしまうことを恐れてしまうんです」
「誰よりも責任感が強いからです」
と思っている人がいたら黄色信号です。

失敗なんてものは練習からやっておくものです。
試合になってから失敗することを考えて緊張なんかしていたら良いプレーなんていつまでたってもできません。
チャレンジあっての成長だし、上達なんです。
チャレンジしてたら、失敗だってするし、他人に迷惑だってかけます。
だからこそ練習中にチャレンジしなきゃいけないんです。
誰だって他人に迷惑をかけながら成長してきたはずです。
初心者なら特にそうですが、
経験者でもできるだけ早めに練習中からチャレンジして失敗して、
工夫して、改善して、といった過程を踏んでいった方がいいです。
後輩ができたり、歳を重ねてからだと特にプライドが勝っちゃってチャレンジなんてできなくなります。
そうなってからでは遅いんです。
初心者のときに、1年生のときに、特に”失敗を恐れずチャレンジ”しましょう!

★練習と試合が乖離している

誰でも試合で活躍するために練習しているはずなのに、
いつのまにか練習のための練習になってしまっている場合があります。
練習と試合では、会場も違えば相手も違うし、
ユニフォームを着ているか練習着かなど物理的な違いもあれば、雰囲気なども違います。
できる限り”試合をイメージしながら練習する”べきだと思います。

練習でノーマークのレイアップを落として、平気でいませんか?
パスを受けてからリリースまでの時間は試合と一緒ですか?

試合でやることを練習からやる。試合でやらないことは練習でもやらない。
それくらい徹底しないと、練習と試合の差は縮まりません。
ぜひ試してみてください。

どうでしょうか?
自分自身がいいプレーができていない理由は見つかりましたでしょうか?
何が原因かは人それぞれです。
だからこそ、普段から考え続ける必要があります。
自分がどんな人間で、何をしたいのか、など。
それこそが自分自身と向き合うことであり、いいプレーに繋がるきっかけになるはずです。

上田や東御の教室では、小学生から中学生まで
みんなに”練習の取り組み方”についてうるさく伝えています。
試合でやることは練習からやる。試合でやらないことは練習でもしない
ゲームライクな練習を続けて、「練習のための練習」にならないようにして、試合で活躍できるような選手を目指しましょう。

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