日曜中学生の部の課題と上達への考え方について

こんにちは。ヒノデバスケスクールの山田です。
当スクールの中学生の部では、練習生達に毎週課題をやってきてもらっています。
今回は、なぜ課題を出しているのか、それが何につながるのかをお話ししていきたいと思います。

課題って?

当教室では、試合の映像を観返してスタッツをつける、という課題を毎週課しています。
スタッツというのはチームや個人の成績表のようなもので、試合中にオフィシャルがつけるボックススコアとは別物です。

自分や自分のチームメンバーが何パーセントの確率でシュートを決めたのか、
相手のターンオーバー(TO)が多かったプレイヤーは何番なのか、などなどいろいろな数値がわかります。
この数値がわかると、自分たちがやりたいことができているのか、
相手のやりたいことをやらせてしまっていないか、など方針の確認に役立ちます。

↑上の画像は、ある部活動のチームのスタッツ表で、例として載せています。
 表の一番左が背番号です。何番の選手が何本シュートを打って、その内何本決めて、リバウンドを何本取って、アシストを何本して…などが書かれています。
当教室の練習の最後に行う試合形式の動画を毎回各ご家庭に共有しており、それを観ながら数字を取ってもらっています。

なぜ課題を課すのか

理由①:観返す習慣をつけるため
客観的に自分の姿を観たときにギャップを感じる子は少なくありません。
もっと速く動いていると思った。
もっと高く跳んでると思った。
もっと腰を落としていると思った。
そのギャップを埋めるために、自分が本当にしたかった動きをするために、動画で観返すことは上手くなるのには必須です。

理由②:考える習慣をつけるため
ギャップを感じたとき、なにでそのギャップを埋めようとするかどうか。
他人に教えてもらうのには時間がかかりすぎます。
中学高校の部活でそんな時間はありません。自分で考えた方が早いです。
正解か間違いかはあとから決めればいいです。

理由③:上達に加速をつけるため
自分で考えたことを実行に移すことができれば、周りよりも上手くなる速度が速くなります
「シュートが苦手かも」という漠然とした感覚よりも、
「シュート確率30%しかないのか」のように数値で捉えられた方が目標が明確になるので、
対策も具体的に思いつくことができますし、成果もわかりやすいです。

理由④:練習場所はどこにでもあるから
練習場所を確保するためにスクール探しますか?それはとってももったいないです。
練習はチームでやっていますよね。小中学生なら1日2時間ほどの練習で量としては十分だと思います。
必要なのはその練習をより効果的に効率良くすることではないでしょうか?
では、効果的、効率的に練習していくにはどうすれば良いか。
例えば以下のようなことが挙げられます。

・休息を取ってリカバリーする
・筋トレをして怪我防止、基礎筋力を向上させる
・シューティングをしてシュート率アップを目指す
・ランニングしてクールダウンする
数値で把握して具体的に自分で対策できるようになる ←これを教室で教えています

バスケの練習をすることだけが、上達やスキルアップにつながるわけではないんです。
練習していれば誰だって上達していくし、走ったり、ドリブル練習したりするくらいは外でもできます。
やろうと思えばパスやシュートの練習だって自分でできるので、わざわざ教室に通う必要はないと思います。
それでも、教室に通うとするならば、学ぶべきなのは「上達するきっかけ」と「考え方」だと思います。

理由⑤:マリオネットにならないため
戦術やチームへの理解などを自チームの監督任せになっていませんか?
コートに立って戦うのはプレイヤーたちです。プレイヤーたちだってルールや戦術の理解を深めれば、監督が言っていることも理解しやすかったりするはずです。
監督にすごく怒られるけど、
・なんで怒られているのかわからない
・どうしろと言われているのかわからない
そういう子ども達を何人も見てきました。

それを無くしていきませんか?
自分が活躍するために練習し、”自分の勝利のためにプレーしているはずです。
監督の指示待ちにならず、操り人形から脱却しましょう。
そっちの方がバスケはもっと楽しいですよ、きっと。

山田のエピソード

中高生のころ、強い先輩たちについていくことに必死だった日々を覚えています。

「〇〇先生は基礎は教えない。実践しながらじゃないと中学バスケでは勝てない。
教えてもらえない部分は自分で練習してこいっていう考えの先生だよ。
でも自分でやってきたことはちゃんと理解してくれる先生だから」
当時、1学年上のキャプテンから個人的に言われたことです。(ほんまに中学生か?w)

それ以降、常に考えて行動するようになりました
当時BSでしか観れなかったNBAを友達にビデオにダビングしてもらってビデオテープが擦り切れるまで観ました。「プロの動きを徹底的に真似すればいいじゃん」って考えたからです。
練習が休みの日もシューティングに行き、体力の無さを改善するために自転車ではなく走ってコートまで行きました。
他の子と同じ練習量じゃ他の子と同じくらいにしか上手くなれないじゃん」って考えたからです。
常に考えていたため、チームから与えられた役割と、自分がやりたいプレーとにギャップを感じていたり、自分の向き不向きなどにも気づいたりすることができました。

全部が全部効果があったわけじゃないし、後悔もあります。でも、意味が無かったことはひとつもありません
うまくなりたかったら”考える”ことをしてきた。本当にその行動でチームを救えるかどうかを。
その考えることが勝手に習慣化していき、大人になった今でも、バスケやそれ以外の場面でも考えることは役に立っていると感じます。

まとめ

上手くなるためには練習が必要ですしとても大事なことなのですが、それが唯一の方法ではありません。
練習の解釈を広げて、あらゆることをバスケットボールに昇華できれば、練習量は少なくても上手くなることは可能です。

もちろん、スタッツをつける課題は大変で時間がかかることです。
何回も動画を巻き戻して観なければいけないことも多いですし、自分の見たくない姿が映っていることもあるかもしれません。
中学生の部に通う練習生達は、毎週苦労しながら取り組んでいるんだろうなと想像に難くないです。
それでも、数字をつけながら、見逃しがちな一つ一つのプレーに目を向けることができ、
この時どうしたら良かったのか、もっと他に選択肢があったかもしれない、次はこうしてみようかな、と考えるきっかけにもなっているのではないかと思います。

今回は、課題のことを通して練習の捉え方”や”考え方”についてお話ししました。
教室に通うかどうか迷っている方や、なかなか上達できない方、現状を打開したいと思っている方など、ぜひ参考にしてみてほしいです。

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