シュート力アップ【フォーム編】

フリースロー練習

今回は、シュート力アップのための基礎をご紹介します!
スクールでもよくシュートで悩まれている選手は多いのかなと思っているのですが、基礎をおさらいしようと思います。
まずは、私が考えるシュートに関する以下の前提を頭に入れた状態で読んでもらいたいです。
【1】シュートフォームはみんな違ってみんないい
【2】シュートフォームが悪いからシュートが入らないということは基本的にはない
【3】最終的には自分に適したシュートフォームを探すしかない

シュートフォームは性格と同じで、みんな違うはずです。中には似た人もいるかもしれませんが、基本的にはみんな違います。これは、身長も違えば、手の長さ、手の大きさ、指の長さ、足の長さ、骨格、筋肉量、などなど挙げたらキリがないですが、これら全てみんな違うからです。
どんなに同じフォームにさせようとしても、結局どこかで変わってきます。なので、その人と違うフォームになってしまうのはなぜだろうと悩んでいる選手がいたとすれば、そこまで気にする必要はないと思います。
また、シュートフォームが悪いからシュートが入らないというのもちょっと違う気がします。
独特なシュートフォームでシュートを打つ選手もいますが、だから入らないということはありません。
結局は、ある程度の基本を知った上で、自分なりのフォームで入るようになるまで調整していくしかないと思っています。

では、次です。
シュートフォームで意識しないといけないと私が考える基礎ポイントは以下の点です。
①フロー
②膝
③肘
④指先
⑤顎

フローというのは一連の流れのことです。膝を曲げて、ボールを構えて、飛んで放つまでの流れです。
ここがうまくいってないと、腕や腰でシュートを飛ばそうとしたりして、身体を痛めてしまう原因になりかねないので、一番最初に意識しないといけないポイントだと私は思っています。
身体を一つのバネのように使うことによって、ボールを遠くまで飛ばすことができるようになります。
フローがうまくいってない選手に見られがちですが、膝の屈伸があまいとやっぱりシュートは遠くへ飛びません。膝は自分が思っているほど曲げられていなかったりするので、膝の曲げる角度などを深くしてみたりして調整してみてください。この際、深く曲げればいいということではなく、あくまで自分の身体にあった角度を探す意味合いで試すようにしてみてください。
肘は、まっすぐリングに向いているかどうかもポイントの一つです。
外側に肘が逃げている選手も割に多い気がするので、一時のボールの放ちやすさで固定するのではなく、ちょっと窮屈でも慣れるまでしばらく頑張ってみてくださいね。
シュートコントロールは最終的に”指先”です。
特に中指、人差し指を最後までボールに引っ掛けてください。ちゃんと指先が引っ掛かっているかどうかはボールの回転でも見ることができるので要チェックです。
あと、意外に多いのが、顎があがってしまっているフォームです。
これはまっすぐ飛んでいるように感じるかもしれませんが、身体が反る原因の一つです。身体が反ってしまっている分、ボールとフープとの距離ができてしまいます。シュートする原因になりますし、腰などを痛める原因になるので、できる限り顎は引いてシュートを打ちましょう。

正しい姿勢。顎を引いてまっすぐリングを見ましょう。


顎が上がってしまっていると、目線が高いので打点が高くなったような錯覚を起こします。


正しい姿勢だと、無駄に力を入れることなく、シュートすることができます。


顎が上がっていると身体が反り返り、腰を痛める可能性がある上に、ボールからリングまでに距離が生まれるため、ショートする(届かない)ことが増えます。

いかがでしたでしょうか??
シュートに関しては、小・中学生の選手やその保護者の方々から相談を受けることが多いです。
シュートに関しては奥が深く、まだまだ伝えきれていない部分も多いのですが、また【応用編】【練習編】などを記事でご紹介しようと思っています。
また、後ほど画像を記事内に追加する可能性があるので、その際はまた改めてご覧になっていただけると幸いです。

それではまた!

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