この記事は、部活を引退したら読んでみてください(^^)
こんにちは!
HINODEバスケの山田です。
今日は、部活を引退した全ての人へ、ちょっと僕のお話をと思い綴りました。
今後のことを悩んでいる人にとっては、さらに悩む内容かもしれないので、心して読んでください(^^)
僕の中学の部活動生活は本当に恵まれていました。
入学当初、部活の体験期間を無視して練習に混ぜてもらってました。
部活動の練習はキツかったけど、周りのレベルや意識も高く、どんどん上手くなる自分がいることがすごく嬉しかったのを覚えています。
毎日のように体育館を使い、夜9時や10時まで体育館にいたこともありました。夏は練習後、夜中のプールに飛び込んだこともあります。
東京都の決勝や、東京都選抜の試合で優勝候補を倒したことも僕の中ではとても貴重な経験をさせてもらったと、感謝しかないです。
ですが、中学3年の4月に、今まで教わっていた監督が定年退職されました。バスケを愛し、熱心に指導をしてくださった方でした。
その途端、練習日が減りました。練習時間が減りました。
キャプテンだった僕の両親が奔走してくれて頭を下げてくれて、なんとか教頭先生に臨時の顧問をやってもらうことになりました。
顧問がいないと練習が認められないので。
僕はその時に初めて、今までの生活は”当たり前じゃなかった”ことに気づきました。
勝つために、前監督が校長や教頭を説得し、練習時間を確保していたこと。他の部活動の生徒たちが練習したかった時間を、僕らが体育館を専有していたこと。それによって出る他の部活の顧問たちからの不平不満も少なくなかったと思うのに、僕らがその不平不満が伝わらなかったのは、やっぱり前監督に守られていたんだと思います。
それにも気づかず当たり前のように体育館を使っていた自分が情けないと思ったのを覚えています。
そんなある日、
新しい監督と馬が合わないメンバーが部活に来なくなりました。
ちょっとそれどころじゃないメンタルだったので、完全に引き止めもしなかったし、どこか他人事のように思ってました。
最後の大会には、なんとか全員揃って出場しましたが、優勝候補相手に10点差で負けてしまいました。
正直、悲しかったや、悔しかったというよりは、やっと終わった。という気持ちの方が強かったと思います。
と、同時に、中学でバスケを辞めようと思いました。高校ではやらないと。
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部活引退した中学3年生にとって、夏は受験勉強の時間ですが、僕はどうにも何もやる気にならなくていつもゴロゴロしてました。
そんなある日、親に呼び出されて進路の話になりました。
バスケはもうやらないと親に伝えたところ、僕の気持ちに共感を示しつつも、
『それは逃げじゃないか?』 と厳しく言ってくれました。
その時は、完全に納得したわけではなかったけど、一応高校でバスケをするために受験しました。
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その後、僕は大学の4年間でもバスケを続けました。
今では、社会人バスケクラブに参加して、週に何度か小・中学生にバスケを教えています。
今でも空いた時間を見つけて、一人でニヤニヤしながら練習し、あーでもないこーでもないとバスケを研究しています。
もちろん毎日毎日バスケがしたいと思う日々ではなく、今日はいいやと思う日もあります。
でも、バスケを続けてよかったと心から思っています。
あの日、バスケを辞めようとしていた僕を引き止めてくれてありがとうと、両親への感謝も絶えません。
どんなに好きなことでも、楽しいことばかりじゃありません。
時には辛く、乗り越えなきゃいけない壁もきっとあります。
でも、そこから逃げずに立ち向かった時、初めて本当の自分が見えてきます。
そして、大抵の問題は乗り越えられない壁ではありません。
それが自信になり、経験になり、いろんな面で活きてきます。
受験や就職や仕事や恋愛などでも。
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僕が所属している社会人チームのメンバーは、僕よりも若い子が多いです。
そのほとんどが、中学でバスケを辞めた人、高校1年でバスケを辞めた人、です。
今、こうして楽しくバスケをしているとみんな口々にこう言います。
『バスケ、続けてればよかったなぁ・・』
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絶対にバスケを続けなきゃいけない訳ではありません。
でも、もしバスケが嫌いじゃないなら、何かしらの形で繋がってみておいてください。
きっと、将来、バスケしててよかったと思う時がきます。
今日、コートから出たとしても、いつかまたコートで会える日を楽しみにしています。