こんにちは!
HINODEバスケ教室アシスタントの安藤です✿
今回はあるチーム指導で行なった練習から、大事だと思ったことをお話します。
このチーム指導では、オフェンスではプレッシャーに負けない姿勢、ディフェンスでは手に頼らない足腰での守りを学んでもらいました。
その中で1対1を指導しましたが、オフェンスはスリーポイントラインを起点としてボールをもらうところから始め、”1ドリブルでシュートに行く”というルールの下でやりました。
ハーフから1ドリブルでと聞くと、難しそうと思うかもしれませんが、意外とできるんです。
もちろんディフェンスがいるので大変ですし、制限がある分、まずどの位置でボールをもらえば1ドリブルでもシュートに行けるか、次に、どうディフェンスを抜くのかを考える必要があります。
それがこの練習の”ミソ”でもあります。
私がこの制限ありの1対1の中で重要だと思ったことのひとつが”フェイク”です。
たとえば、ゆっくりディフェンスを押し込んでから速い動きでボールをもらいにいくという緩急や、シュートに見せかけてカットイン、カットインと見せかけて1ドリブルで後ろに下がってシュートなど、フェイクにはいろいろと利用場面があります。
講師の山田が練習の中で、”ボールをもらったらまずリングを見ろ”とよく言っていますが、これもフェイクの一つです。
制限ありの1対1は最初は難しいかもしれません。
1ドリブルという制限に捉われると無理な攻め方をしてしまいがちですが、このフェイクをうまく使ってディフェンスを翻弄できれば、たとえ1ドリブルしかつけなくても無理な位置、体勢でシュートを打つことなく、安定的で余裕のあるドリブル、ステップ、シュートにつなげることができます。
また、1ドリブルという制限がないと、いつまでもドリブルをついていて攻め切れなかったり、得意な攻め方に偏りワンパターンになってしまったりするので、制限をつけて練習するのはおススメです。
もっと1対1がうまくなりたいと思う子は、ドリブルやシュートの技術を磨くことはもちろんですが、練習でも常に前にディフェンスがいることを意識し、フェイクを入れる癖をつけること、そしてフェイクに緩急をつけることを習慣にしてほしいと思います。
ちなみに、私がフェイクで思い出すのはスラムダンク15巻の海南戦です。
試合終盤、湘北ゴール下で海南の高砂にリバウンドを取られてしまった桜木。
そこへすかさず宮城リョータが下からボールを叩き上げ、ボールは桜木の手に。
そこで桜木はまさかのリョータ直伝・シュートフェイク!
ゴール下へとカットインし、「絶対勝----つ!!!」という雄叫びとともに海南・牧を相手に豪快なダンクを決め、海南に2点差へと詰め寄る。。
こんな切羽詰まった場面でも、冷静にフェイクができるようになりたいなぁ~と日々思います。